毎年10月13日に行われる、日蓮聖人がお亡くなりになられた日(ご入滅の忌日)に営む法要です。「報恩講」「恩命講」「御命講」ともいいます。
松尾芭蕉の句に「御命講や 油のような 酒五升」とあり、元禄の頃には江戸を代表するような盛大な行事になっていたことが伺い知れます。
もともとの「お会式」の意味は「法会の儀式」の略語であり、日蓮宗に限ったものではありませんが、現在の日蓮聖人の忌日に行う報恩会の事を指すことになっています。
御会式の際に大きな提灯は「万灯(まんどう)」と呼ばれ、万灯の多くは塔を模したものです。
また、桜の造花を飾って万灯供養を盛大におこないます。これは日蓮聖人が亡くなった日、桜の木が季節はずれの花を咲かせたという故事に由来しています。
日蓮聖人がご入滅した地である池上本門寺(東京都大田区)では毎年盛大に行われております。
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